今回は、市ヶ谷にある中高一貫校(高校募集無し)「三輪田学園」に行ってまいりました。

1887年(明治20年)に設立された非常に歴史のある女子校ですが、10年前くらいから中学受験では大学への進学実績で目立つことが多い“共学ブーム”が起こっており、いわゆる伝統的な女子校などの人気に下降傾向が見受けられました。その流れに乗ってしまっていた学校の一つでしたが、2021年に校長先生が交代され、説明会の雰囲気が以前とだいぶ変わっていました。それを良しとするかどうかは人それぞれにお任せするとして、方向性として「進学実績にも拘る」というのが感じられるものでした。

その中で「ICT」の活用や、HUBと呼ばれる「探求型」の授業などが非常に魅力的に感じられました。例えば英語の授業では、全員がiPadをもち、課題を録音して提出したり、オンライン英会話や英検、TOEFL Primary®が必修で実施・受験されています。普段の授業も小テスト→レッスンテスト→定期テストとsmall stepで組み立てられており、補習やspeakingも強化しています。

「この先の世の中、世界と繋がることが当たり前になる」、ますます英語力が重要になりますね。

たくさんの学校がある中で私立学校は公立ではありませんから、「子どもたちに良い教育を」ということと同時に “生き残り”が掛かっている分、必死になって様々な教育を行っています。特に偏差値でいう中堅校以下の学校は大変です。周知の事実ですが、大学合格実績で私立の中高一貫校が有利なのは言うまでもありませんね。

梅丘校 濱中