今回は、世田谷区内、小田急線経堂駅から徒歩12分にある「恵泉女学園」を訪れました。3年前に校長先生が代わられたとのことで、アグレッシブな印象の残る先生でした。(卒業生)

全体的な印象としては、“たくさんのことに取り組む”学校です。「恵泉の」につながる「聖書」「園芸」「英語」に加え、芸術の授業や理科系の学習にもかなり力を入れています。また有志行事ではありますが、福島の復興や広島の平和にまつわる行事などへも積極的な参加が窺えます。放課後の自習教室では現役大学生のフォローがあり、退室の際には保護者への連絡通知システムがあるなど安心です。(ワンコインで足りる学食もあり保護者の負担も少なくて助かりますね)

また、授業をはじめ様々な行事も生徒が主体的になって取り組んでいるのも教育の柱として根付いていました。いわゆるアクティブラーニングですが、しっかりと実現されていました。

そして何といっても最も印象に残るのは、教室に囲まれ吹き抜けの大聖堂のような形式になっている1階部分の「メディアセンター」ではないでしょうか。9万冊の蔵書があり、司書さんも複数人常駐。先生からの本の提案も毎月あるようです。

コロナのパンデミック以降、学校説明会の人数も制限されていることや、不景気なのに熱気に包まれている中学受験ブームも相まってか、枠が予約開始と同時に一瞬で埋まるような状況ではありますが、やはりたくさんの学校に足を運び、実際に見てみることは非常に重要だと感じます。まさに「百聞は一見に如かず」ですね。

梅丘校 濱中