今回は,京王井の頭線「三鷹台駅」から徒歩1分にある「立教女学院」(高校募集無し)の説明会に行ってまいりました。 閑静な住宅街の中にあって,入口から欅の木など緑豊かな草木に囲まれ,まさに気も心も豊かになりそうな,そんな空気が流れている学校です。

さて,法人は立教大学と違うということで「附属校」とは言わない学校になりますが,実際には推薦枠が十分あり全員が希望すれば上がれるといってよい学校です。(他大学へ進学する生徒が一定数います)

“どちらかというとプロテスタント”と学校の先生が仰っていましたが,礼拝や聖書の時間が毎日あるように,宗教色の強い学校でしょう。といっても,学校の教育方針として“多様な価値観を知る”ことは重要と位置付けていて,イスラム教モスクでの礼拝やお寺での座禅体験などの課外活動があるほどです。かなり多くのイベントがあり,それを生徒が中心となって主体的に活動していく,非常に魅力溢れる学校だと感じます。

さて,入試に関しては2022年は倍率が2.1倍となるなど,昨今の中学入試ブームとは相反するようにやや落ち着いた入試だといえます。また,どの科目も標準的な問題が出題されるように,しっかり勉強してきた生徒が合格できる入試となっています。求めているのは「素直さ」と「誠実さ」、塾での学びを中心にコツコツと学習してほしいと先生方が仰っていました。これは最難関校を除くすべての女子校にいえることだと私もよく保護者の方にお話しするのですが、偏差値に惑わされず,コツコツと勉強することが特に女子校を中心に受験される生徒の皆さんには大切なことと考えています。

最後になりますが,女子校に多い「面接」ですが,合否には一切関係しないとのことで,学校の仕組みを確認してもらうだけとのこと。いくら素敵な受け答えをしてくれたとしても残念ながら有利になることは無いのだそうです。

梅丘校 濱中